次の日、運用するためにお金を払いに銀行へ行かなければなりません。これをやらないと、日本初のOHでのアンカバーになってしまいます。 チャーター船の約束の時間が朝9時、OHの銀行が開くのが9時半、そこで、相手を待たせては悪いと思い、先発隊が、先に約束の場所へタクシーで行くことになりました。 ここで少しアクシデントがあってヨットの出発の時間が大幅に遅れました。
とりあえず、ヨットに乗り込み、バルト海クルーズへ。バルト海ってどんなとこ?、正直言って、瀬戸内海、何百と言う大小さまざまな島があちこちにあり、また、島の形がみな、ピザのように平べったく山がありません。 海は、波も無し、静かな湖のようです。ここで、船酔いをする人はいないでしょう。天気は晴れ、気温22度最高のコンディションでした。風が弱かったので、3日ともまともなセーリングは出来ませんでしたが。 ヨットの中でMM運用を試みましたがうまくいかずワッチのみEUの局が入ってました。仕方ないので、みんなとクルーズに専念しました。
夕方、第1の運用場所、ポルボーへ到着、いよいよ待望のOHでの初運用です。情報が無かったので、どんなとこか到着するまでわかりませんでした。着いてみて唖然ヨットハーバーのゲスト用のバースなのですが、その前がなんと公園。大勢の人々が散歩したりジョギングしたり、人目に付きやすいつきやすい。でもここでしかアンテナを建てる場所が無くここで運用するしかありません。 幸いにして最悪のケースは、免れました。(電源も近くにあった) 早急に、アンテナ・リグをセットして現地時間の午後6時からワッチ開始。運用スタイルは、アンテナの下の地べたに座りまるでふろう者のよう。(あとから、折りたたみ式の机と椅子用にビールケースが差し得れされましたが)まずは21MHzから、YBのCQはよく入いってましたがJAは全く聞こえずEUの局もあまり聞こえないので14MHzにQSY、ここはにぎやかでした。 EUがガンガン入ってました。 やはり14MHzからかと思い第1声、時間は、日本時間の0時35分、ファーストコンタクトは、A41MDでした。
この後は、ほどよく呼ばれ続けQSO数は41局、途中夕食も含め運用。困ったのは、JAがどの方向にあるのか解りません、コンパスを持ってきてやっと方向が解りました。 (はじめにキャプテンに聞いたら違う方向を指差しよった、JAがはじめ呼んでこないはずですは) この日のJAは、JA7BSV/JA3MZB/JR1BLX/JA7AKH/JA7TI/JAOFVHでした、時間はJST午前5時でした。 ただ、大変よく目立つので、じっと私を見つめ続ける人が後を絶たない始末。
見つめられると落ち着いてQSO出来ないので、こちらから声をかけ「アマチュア無線をやっている」説明すると、納得して去っていく。 これの繰り返しが続くなかのQSOでした。 これで、良かったのはOH2***と偶然にもアイボールQSO出来たことでした。ガイドブックにも書いてあったのですが、フィンランド人は、散歩とサウナが好きです。せっかくOHに来たのだから、一晩でもやろうかと思っていましたが、やはりおまけのOH運用、みんなが寝る時間には、アンテナをたたんでQRTとなりました。