50Mhzで活躍するJG3JKG谷川忠顕氏。
1915
第2シャックの当たりが騒がしい。「また、あのおっさんかぁ」と誰かが言う。軽トラックに乗った職人風の人が、なにやら大声で叫んでいる。QHQが飛び出して様子を見に行く。どうやら、アンテナが駐車スペースを取っている上に、設営時に出した脚立が、駐車スペースを余分に取ってしまっていた事が引き金で「この公園をおまえらだけで、使ってどないするんや」といっているらしい。QHQはすかさず、平謝りに対応する。相手が感情的になっているので、理屈は全く通用しない。言っていることについては、当方の配慮不足もあり、気づきが足りなかったと反省はするものの、あのように感情的になられると、まぁこれでと言ったものを期待しているようにも思えて、対応に苦慮してしまう。今年は周囲に対するPR文章を掲示する余裕もなかったので、これ以外にも色々なクレームが発生することとなる。教訓「「心の余裕が、気づきと周囲に対する配慮を呼び、良い結果を呼ぶ」」
1920
QHQのすばやい対応により、取りあえず収まる。その後の興奮も、JA3FKKのうまい仕切りにより、気持ちを切り替えて乾杯に移る。そうだ、気持ちを切り替えよう!夕食は、焼き肉・焼き鳥・そしてYKV特製ポトフである。そしてゲストとしてELHの奥さんと息子さんが来ていた。ELHの奥さんは、私が面白おかしく無線に対しては恐妻と言っていた方だったので、目の前に来られるとかえってこちらが困惑してしまう。その上、恐いと私が言っている事をその奥様自身が知っておられる上に、元私の勤務先の社員とあって、食事中緊張してしまった。色々な事があった後のご飯は喉を通らないもので、焼き肉は一切れ、ポトフのみ3杯食べて、私の夕食は終わりました。他のメンバーは、如何でしたか???それともO−157恐怖症で・・・・・・
2040
そして、気づいたら、コンテスト開始直前でした。さっきのトラブルをチェックしなきゃ・・・・バタバタとAJA・IPKと共にシャックに戻る。そうだ、電源要領も不足しているだった。急遽UADが、アンカーの代用で使用していた発電機を借用する。電源要領不足は直ったが、1.2Gの聞こえがおかしい・・・・それに2.4Gが全く聞こえないと言う。いつもなら、そろそろコンテスト前の情報交換を開始しているはずだが・・・今年は出る局が少ないのか? でも、メインの1.2Gの原因追求を優先する。OOYが、SWR計った?と質問されて、我に戻る。調べると3もある。こりゃぁ絶対におかしい。たぶんプリアンプ内部での故障だろう。いまさらアンテナはおろせない。しかたがないので、念のためにあげた24エレループアンテナでコンテストをスタートする。
2100
コンテスト開始1分前から通常のCQを出し、ジャストからCQコンテストに切り替える。すぐにBFS/3有名な円丁(エンチョウ)さんから声が掛かる。マズマスのスタートかな・・・ところが、2.4Gがやっぱりおかしい。いくらワッチしても局がいないと言うのだ。いくら3エリアでも、昨年の事を知っている私にとって異常事態であると感じる。オペレータを西尾さんに交代してもらい。原因追求に1.2Gで、今アンテナの異常に気づくくらいなら、2.4GもANTだろうと当たりを付けて、トランスバータとリグの間のSWRを計るがこれは正常。2.4GのSWR計等と贅沢なものはないので、悪戯に時間が過ぎてしまう。
2125
ついに、GPを諦めることを決意して、2.4Gもループアンテナで勝負することにしかし、こちらは、絶対に使用しないだろうと設営をしていなかったので、アンテナを1mのポールに止めて手で持ちながら局を探す羽目になってしまった。2.4Gは、開始早々の30分で決まるバンドなのに、もう、この時点で30分経過。手でアンテナを回しながら、やっとの思いで2局と交信する。この後、長い間、いくら探しても、いくらCQを出しても、応答はなかった。