磁界型アンテナ
YKV-MLより転載
そんな事で、集めているうちに早く実験してみたくなり、家にあるJUNKを調べていたら、VC20PF・ベーク板・PVCパイプ・アルミの平板・M型コネクタとすべてありました。アルミの平板の長さ、VCの容量からHFは諦めて50MHzのマグネティックループならと思い早速製作に入りました。参考にしたのは、イギリスの局のホームページです。以下制作から結果までを報告いたします。
- 外形寸法
D=49−53cm(上手く均等に円にならないのでこの寸法になった。)
d=13cm(スモールループの大きさ)
- 材料
- VC : 20PF
- ベーク板:5Pぐらいの部品取り付け用の物
- 1.6IV線:アース線(スモールループに使用)
- M型コネクター
- PVCパイプ若干
- PVCとエレメントを固定するための結線バンド
- 接合部のビス
- アルミ平板 2mぐらい(DIYに売っている)
- 加工
- アルミ平板(2tX10mm)を1m 1本、54cm 1本、3cm 1本(ジョイント用)
- 1.6IV線、最初ホームページのように28cmでやったが結果がでなかったので40cmで切断加工した。
- PVCパイプ、D=16 26cm X 2本T型チーズも用意すれば水平・垂直可能なのでいいと思う。PVCパイプの両端10mmぐらいのところに1/3から1/2ぐらいまで溝を付けておく。この溝にアルミの平板をセットすることで仮固定することができる。当然ながらアルミ平板の加工されたものにドリルで穴を空けておく。
- 組み立て
- 以外と簡単にほぼ円形になった。強度面では材料が仮ということもあり、長
期間の使用には難しいかもしれませんね。
- 製作はまずループ部より始めました。平板の為弾力性があり容易に曲げることができます。1mの板と54cmの板を3cmのジョイントにビス2個でしっかりとめます。出来上がったら板の両端をベーク板に同じようにビスで留めます。これでループの出来上がり。
- ベーク板のビス部分にVC20PF(20以下のほうが調整し易いかもしれません)を接続。反対側にM型メスコネをビスでこていします。最後に、スモールループをMコネとアルミ板にハンダして終了。PVCの溝にアルミ板を叩き入れ、結線バンドで締めて完成です。あとは調整です。
- 調整
- この調整に時間がかかりました。調整は部屋の中で行うことができます。結合用コイル(IV線)の結合度の調整から入りました。結果的には私の場合ちゃんとした円にはなってません。色々ホームページを見ていたら楕円になっているものもあったのでそれでいいのかなとも思っています。
- あわせてVCの調整をします。かなりクリチカルでした。VCの容量を考えなおしてもいいかなと思いました。部屋の中で手で持って高さを変化させたらSWRが1.0近くまで落ちましたので部屋の外に出してみたら同じ結果でしたので、外で仮に立て受信とSWRのデータをとってみました。しかし、希望の周波数で調整する場合このあとでもう一度調整したほうがよいと思うのですが・・・・とにかく、受信もいい結果がでましたのであまりなにもせず、この状態でまずは、SWR測定等を行いました。これから色々やってみて問題点をだしたいと思います。
- 結果(使用TRX=FT767、SWR計=クラニシNT616)
- 比較したANT: 50.010MHz
サガ電子 CM144W A(SWR=1.2)
CM144W B(SWR=1.8)
試作品 MAGNEA (SWR=4ぐらい)
CM144W A B ともマンション壁面より4−5m 離れている。
試作品 MAGNE Aは、軒下25cm したより1.5m壁面より50cm
- JA2IGY受信
CM144W A RS=57.5− 58
CM144W B RS=56 − 57
MAGNEA RS=55 − 56
MAGNEAを90度まわすと、RS=41ぐらいになる。
JA2IGYのビーコンはWHIP CM144Wでは最初受信したときと1時間経って受信したときとRSの変化はないのですが、試作品についてはRSが54−56で変化していました。今日はこの辺で、HFのループが楽しみです。