JARLコンテスト規約変更
JARLNEWS2月号にコンテスト規約改正のことが出ていました。 「社団局」種目が無くなったので今後は「マルチオペ」種目で参加することになるのですね。今年のFDにどんな影響があるのか興味あるところです。オペレータネームの送出が無くなり、電力表示についてもアルファベット1文字となりました。これでナンバー交換が楽になりましたね。
JARL−NEWS2月号P15−16から、主な変更点を抜粋します。
- ゲストオペレータ制度の導入を行う。これに伴い、従来の個人局・社団局の区切りをシングルオペ・マルチオペの種目分類に変更する。個人局でも、設営撤去・食事等の直接コンテストに関連のない行為以外の支援を受ければ、マルチオペ扱いですし、逆に、1人で運用さえすれば、社団局コールでも、シングルオペ部門となります。
- コンテストナンバーの送出の内、オペレータ名については、ナンバーが長くなりがちで、コンテスト離れの一因と言われておりましたがこれが削除され、今度からA4化されるコンテストログシート上に送信機操作者のオペレータ名を記載義務づけすることで対応するものとします。また、電力送信については、H:1kw以上、M:200w以下L:10W(50-430MHz:20w)以下、P:5W以下という英字一文字となります。この電力種別により、ALL−JA、全市全郡については、電力別順位を設定するとのこと。
- QRP種目を新設。但し、430MHz以下の任意の2バンドの合計を得点とします。
- 2波種目の新設。6m&Down以外で設定。同時に2バンドの送信のみ可能な小人数向けマルチオペレータ部門です。->昔の社団局の王者が友達とカンバックする場?
- 従来の社団局A/B/Cを廃止。マルチオペジュニアを新設(18才以下のOPが80%以上で構成されるもので、若い人たちの自主的な団体戦が期待されます。)
- ニューカマー部門の期間を3年に延長!(貴方もイケル?)。加えて70才以上のシルバー部門を追加します。[ともにマルチバンド]
- 5.6G帯の独立。また、10.1G帯以上については、マルチバンドとして扱うこととなり、SHF帯が、マルチバンド部門でのキーとなる可能性があります。
- 表彰基準の一部見直し。単にエリア1位では表彰対象とならず、全体での50%以上の順位に入る必要があります。また、参加局数による表彰順位は、従来:10局以内1位、20局以内2位、30局以内3位、31局以内5位迄でしたが、表彰費用の関係もあってか、「参加30局まで1位のみ、31局以上なら3位まで!となりました。これとは別に、ログ提出局に葉書大の部門種目得点順位を明記した参加証が発行される。
- 一部心配されていたフィールドデーコンテスト開始時間は、従来通り21時からとなる。
- さて、我々に影響するものは…。まず、マルチオペレータ部門に参加するとしても
- 全国3位以内にならないと表彰状がもらえないことになる!!。
- 2.4/5.6/10.1GHzの装備や交信有無が意外に効いてくるかもしれない。
- 2波種目に、上級者がQRVすることで、バンドQSYタイミングが難しくなる(きっと10分CQして、すぐQSYかな?勘ですが、1バンドに、送信者とワッチ要員が必要かも・・)
- QRP部門は、7MHz/50MHzそれもCWが多い?この辺のワッチと耳を鍛える必要がある?
- とにかくルールの変わり目は混乱し易いので、情報を早く入手して、コンテストログシートの改造、ログソフトのアップデートとその練習、擬似QSO練習が必要ですね。
とにかく、勝つには、まず、入念な情報収集とその対策・準備
そして、「人」です。